聖物の管理

天一国聖燭

「天一国聖燭」は、天一国基元節に始まった実体の天一国を国家、世界、天宙にまで広げていく願いを意味します。それゆえ、祝福家庭が聖燭を灯し、世の光となり、真の愛の人生を通して暗い世界を照らし、自らの家族と氏族を探し立て、救国救世基盤造成に向かって精誠を尽くす象徴でもあります。
聖燭は、基本的に天一国聖燭に統一し、これのみを使用することになります。これ以外に、新たに伝授されるろうそくや聖塩は、伝授されるときに、その都度行われる説明や指示に従って使用します。

 

伝授された「天一国聖燭」の使い方

①三日行事
②家庭祭壇――普段から「家庭祭壇」に1本立てておき、訓読会や報告祈祷をする時に火を灯して使用する
③出産時の祈祷――「天一国聖燭」1本または7本を使用する
④奉献式――「天一国聖燭」1本を使用する
⑤百三日祝い――「天一国聖燭」1本を使用する
⑥子女の誕生祝い――「天一国聖燭」1本を使用する
⑦聖和式――新しく増やした「天一国聖燭」2本を使用する
⑧原殿式後の追慕礼拝の祭壇――「天一国聖燭」2本を使用する(聖和式で使用したものでもよい)を使用する

 

天一国聖塩

1960年3月16日(天暦)、真の父母様が聖婚された日に、初めて真のお父様は聖塩をつくり、使用されました。真のお父様は、聖婚式の前に教会の四方を聖塩で聖別され、聖別の重要性について語られました。そして、聖婚式後に参加者全員に聖塩を配られ、全世界すべての教会員たちに聖塩を分配してあげるようにと語られました。
真のお父様天宙聖和以後、本郷苑を中心に立てられた、真のお母様の侍墓精誠の基台のうえに、新しい時代を迎え、天一国4年天暦3月16日(2016年4月22日)、天一国時代の聖塩が伝授され、使用するようになりました。
「天一国聖塩」は、地上生活を終えて霊界に行く時、地上で誤った部分を聖別し、本然のアダムとエバの立場で霊界に入門できるようにしてくださる恩賜です。また、天一国の民が過ごす空間や生活で使用するすべてのものを聖別し、天の父母様と祝福家庭が安息できる基準を立ててくださる恩賜でもあります。

 

聖塩の保管と携帯

聖塩を湿気から守って保管するためには、密閉された容器に入れておきます。聖塩を置く場所は、玄関や台所などがよいでしょう。また、きれいな容器を聖塩の保管に使い、家庭祭壇の上に置きます。
教会員は、最初に与えられた聖塩を、少量でも通常使うものとは別に保管するのがよいでしょう。聖塩を増やす時、この聖塩を「種の聖塩」として使用することができます。
また、真のお父様は少量の聖塩を携帯するとよいと語られました。聖別が必要なときに使用することができるので、小さな瓶や破れにくいビニールの袋に入れて持ち歩くのがよいでしょう。

聖別の方法

 

天一国聖土

真の父母様は、聖土に関するみ言で、人間は天の父母様(神様)の「殿」であると語られました。
聖土は、創造本然の人間への再創造の象徴物であり、この聖土には、天の父母様の「殿」に回復する意味があります。旧約聖書でも、「殿」―「幕屋」―「神殿」―「天の国」と拡大する概念があり、聖土は私と私たちの家庭から始まり、教会、天一国へと広げていくための象徴でもあります。 
天一国聖土は、家庭では増やすことができないので、各教会から伝授を受けます。日常的には家庭祭壇の上に置いておきます。天一国聖土を伝授されていない家庭は、聖和の際に各教会から伝授を受けます。

 
2023.5.5