祝福家庭の礼式と名節

敬礼式の意義

敬礼式は、最も重要視しなければならない伝統の一つです。
真の父母様は、いかなる状況にあろうと、神様(天の父母様)に対する礼として敬礼を捧げられます。
敬礼式をするときは、真の父母様の真尊影を掲げて行います。これは、私たちが神様の実体であられる真の父母様を通して、神様に敬礼を捧げるという意味があります。同時に、真の父母様を護り侍るという意味があるのです。

 

敬礼を捧げる時間

①安侍日―朝5時
②月初め―毎月1日(天暦)、朝5時
③名節―真の父母様が行う敬礼式と同じ時刻(通常は当地時間で朝7時)

※各種記念日の式典や基元節、聖和記念日などの式典でも行われます。
※事情があって、その時間に敬礼式を行えない場合は、あらかじめ定刻前に行うか、多少前後してもよいでしょう。

 

敬礼式の準備

敬礼式の場所をあらかじめ清掃し、祭壇は天を象徴する北側の壁際に設置します。北側に設置できない場合は、そのことを報告祈祷し、ほかの方向の壁に整えます。当日は、体を清め、敬虔な心を保つようにします。祝福家庭は、名節や儀式の敬礼式の際は、伝統的に式服を着ましたが、式服を着ない場合は、正装(できれば、男性は濃紺のスーツと白ネクタイ、女性は白または白系統の色の正装やドレス)を着用します。祝福家庭の子女は、未婚でも式服を着ることができます。未祝福者は、持っている服の中で良いものを着て、できれば、男性は濃紺のスーツと白ネクタイ、女性は白または白系統の色の正装を着用します。

 

敬礼のしかた

敬礼式での敬礼は、ゆっくりと、丁寧に行います。複数の人が一緒に行うときには、先導者(の号令)に従って行います。
真の父母様や真尊影に対して敬礼するとき、まっすぐに見つめるのではなく、視線を、約45度下に維持します。両足はそろえ、両手は体側にそろえて立ちます。

両手を開きながら移動させ、顔の前で左手の甲に右手の平を軽く乗せて重ね、ゆっくりと上げていき、眉毛の高さまで来るようにします。次に、ひざを折って礼をしますが、両ひざを同時に曲げるか、先に右ひざを曲げ、左ひざを曲げたのちに腰を曲げます。

このとき、腰は高く上げすぎず、両手は床に着け、頭は額が両手の上に軽く付く程度に下げて敬礼をします。立ち上がるときは、まず、頭を少し上げ、両手を床に着けたまま、右足を先に立てたのちに左足を合わせるか、左右同時に両足で上体を上げるようにします。両手は、立ち上がるまで眉毛の高さに保ち、立ち上がったあとに、両手を離し、体側にそれぞれの手をそろえます。

公式の教会の集会や行事などで、真の父母様に挨拶を捧げるときは、できるだけ正式な、ひざを曲げた深い敬礼をします。