誰もが健康で長生きしたいと願うものですが、時に様々な事情で病気になることがあります。
病気の原因には、心と体両面の問題があります。
体の問題は、食品公害、運動不足、過労などの生活習慣によって、気力、血力が低下していき、不健康な状態に陥ります。
心の問題はストレスが大きな要因ですが、核家族社会の孤独の問題も挙げられます。人はひとりでは生きられず、同様にひとりでは健康になれません。人の世話にはならないという人もいますが、むしろ世話になって、世話になった人に「ありがとう」と感謝を伝えることも健康になる秘訣なのです。
具体的に、病気の誘因となるものは、以下の3つが挙げられます。
1.環境的素因(外の気の流れ、方位、季節)
季節が変わるごとに外の世界の「気」の状態が変わります。例えば、季節の変わり目は調子を崩しやすいと言われますよね。季節が変わるごとに、気の流れが変わる自然現象に体がついていけず、不調をきたしてしまうのです。
また、気の流れの他に、いわゆる風水に関連しますが、どの方位に住むのか、どの方角の部屋で休むのか、ということも健康に関わっていると言われています。
2.先天の気(遺伝的素因)
親、祖父母、先祖からもらった遺伝的なものが健康に影響を及ぼします。
3.後天の気(ストレス、生活習慣)
上記で説明したように、心と体両面の問題が関わってきます。
動物は本能のままで健康でいられますが、人間は節制(自己制御)によって健康になります。例えば、お腹いっぱいになっていたとしても、食べたいと思った瞬間胃が動き、胃のなかに空間をつくることが証明されています。これは、心が体を動かすことの実証です。しかし、心が食べたいだけ体に入れると体を壊します。心を制御し、節制をすることで、初めて健康に生活できるのです。
この3つそれぞれの悪いものが重なったところに、病気が出てくるのですが、この一つ一つを取り除いていくことがカギとなるのです。
引用元
孝情健康講座 第01回 健康とは