家庭では、祈祷室として使用できる特別な部屋を用意しましょう。必要な時は、この部屋を客室として使用することもできます。部屋を祈祷室として確保できなければ、部屋の一部を祈祷する場所として設定します。
祈祷室は祈祷会を行う場所であると同時に、日常の祈祷を習慣的に行える場でもあります。日常的に祈祷することで、ささいなことでも、神様(天の父母様)とともになしているという、謙虚で純粋な心を保つことができるようになり、さらには、霊的に導かれる体験もすることができるでしょう。また、そこで礼拝をすることもできます。
祈祷室はいつもきれいに清掃しておきます。
神聖な霊的雰囲気が維持されるよう装飾するのもよいでしょう。美しいカーテン、新鮮な花、植物、真の父母様のための特別な椅子や座布団など、常に環境整備に関心を注ぎます。
祈祷室には「家庭盟誓」や聖歌などを常置したり、統一旗(統一マーク)や家庭連合旗(家庭連合マーク)を掲げたりします。
侍義の生活は、まずそれぞれの家庭に天地人真の父母様の「真尊影」を中心とした「家庭祭壇」を設けることから始まります。そして、家庭において訓読生活を始めることが安着です。
祭壇を設置するときは、その場をきれいに清掃し、聖塩で聖別します。
小さな机やテーブルを白い生地で覆い、その上に真尊影を設置します。
それ以外には、天一国聖燭、天一国聖塩、その他に新鮮な花などを供えたりすればよいでしょう。
部屋の北側の壁際に設置するのが理想的です。しかし、難しい場合には、そのことを報告祈祷し(祭壇を設置した方向を北とみなしてくださるよう祈る)、他の方向に設置しても差し支えありません。祭壇の位置は、できるだけ移動させないようにします。
名節には、祭壇に料理や果物、菓子などを供えます。
祈りとは神と人間との間における心情を基盤とした言葉の交流、すなわち親子の対話です。人間は祈りによって神の心情に直接通じ、神の無限の知恵に通じることができるのです。まさに祈りとは神との近しく親しい会話であり、人間がなし得る最高の行為です。
祈りの目的は、①サタン分立、②神との心情関係の回復、③神の復帰摂理目的の成就などです。
初期には、真のお父様は「主(キリスト)の名」によって祈られましたが、1960年以降は「真の父母の名」によって祈られるようになりました。
私たちの場合も、長年、真の父母様のみ名によって祈ってきましたが、2001年1月1日からは、祝福家庭は「各自の名前」で祈るようになりました。また、祈祷内容も、悔い改めや反省以上に、実績を通して天に喜びをささげる「報告祈祷」になりました。さらに2006年9月14日に、結びの言葉が「アーメン」から「아주(アーヂュ)」になり、現在の「……祝福中心家庭○○○○の名によってご報告いたします。アーヂュ」という祈祷の終わり方となりました。
祝福子女は「祝福家庭二世(三世)○○○○の名前で報告します。アーヂュ」と祈り、未祝福者は「真の父母様の名によってご報告します。アーヂュ」と祈ります。