子女が生まれるとき

出産時の祈祷会

誕生してくる祝福の子女のための環境は、いまだ神側にすべて復帰されて整えられているわけではありません。祈りの基台をつくって、母体の安全と神の子女として立派に生まれるように祈ることはとても重要です。

 

参加者への連絡

夫婦は、あらかじめ三位基台家庭や親しい友人に連絡をとって、祈祷をお願いします。伝統的には、妊産婦が入院したとか、分娩室に入ったという知らせを受けたあとに、集まって祈祷会をしました。場所は、許可を得られれば病院の別室で祈ることもできますが、家庭や他の都合の良い場所で行ってもよいでしょう。遠くの人はその場所で祈ります。

 

準備

出産時の祈祷には1本または7本の「天一国聖燭」を用います。
両親が病院に行く前に、祈祷を依頼した人に連絡します。

 

進め方

母親に付き添って病院に行った人の中の誰かが、生まれる前に、祈祷を依頼した人に、「天一国聖燭」を灯すように連絡します。
ろうそくの火は、伝統的には、新生児が生まれる5分ほど前に灯し、誕生したあと5分経って消すようになっていますが、前後20分程度の幅をもたせても構いません。
祈祷の内容としては、母体の安全とともに、天の清い血統を持つ新たな生命が無事出産できるように祈ります。また、誕生後は、天の守りと導きによって無事出産できたことに対する感謝の祈りを捧げます。

 

出産の時間を間違って連絡した場合

例えば、祈祷している人たちに連絡がなく、実際の出産時間でない時に祈祷会が行われたような場合は、次のような特別の祈祷をしなければなりません。
「実際の出産時間を知りませんでしたが、この祈祷を、出産の正しい時間と環境につないでください」

 

奉献式

祝福家庭の父母は、子女の養育を神様(天の父母様)から委託され、神様が用いることのできる祝福子女として正しく成長できるよう、彼らを常に援助してあげる立場です。祝福子女を自分の子供だと考えるのではなく、神様からお預かりした「神の子女」だという意識をもって、精誠を込めて養育しなければなりません。
奉献式は、そのような父母としての自覚と決意、そして、感謝を込めて、子女を天に捧げる儀式なのです。

 

日時、服装

奉献式は出産後8日目の午前7時から行います。子女がいつ生まれたとしても、その日を第1日と数えます。事情により規定日にできない場合は、奉献式を後日にする旨と、その日時を報告祈祷します(できるだけ早く儀式をするのが望ましいので、必ずしも原理数にとらわれる必要はない)。また、事情により両親がそろって奉献式ができない場合は、代表して片親だけで行います。
服装は、両親は式服か礼服、子供は白など明るい色の新しい服を着用します。

 

奉献式の準備

奉献式をする部屋を聖塩で聖別し、祭壇を設置します。祭壇は北に向けて置きます(できなければ、置いた所を北とみなしてくださいと祈る)。祭壇には、真の父母様の真尊影とともに「天一国聖燭」を1本または7本置きます。また、記念の垂れ幕を祭壇の後ろの壁に貼ります。あるいは、白い布、または模造紙の使用も可能です。
内的準備としては、子供が生まれてから奉献式まで、両親が感謝と決意の心で熱心に祈祷を重ねることをお勧めします。

 

奉献式の進め方

両親は祭壇に向かって立ち、ろうそくを灯したあと、子供を腕に抱きます。

・開式宣言
 「○○年○月○日、ただ今から、○○家、第○子、○○○○の奉献式を行います」
・黙祷
・両親はひざまずき、2人で子どもを少し持ち上げて捧げます。
・祭壇の前の床に、子供の頭が祭壇側になるように寝かせます。
・夫婦が敬礼します。
・「家庭盟誓」を唱えます。
・代表報告祈祷(両親のどちらかが)
「この子供を天の父母様の息子(娘)として奉献します。また、子供を天の守りの中で精誠を尽くして育てますので、天の性稟と性質が子供の中に実りますように」という内容を祈ります。
・閉式宣言
・ろうそくの火を消します。
・記念写真を撮ります。

※式はあくまでも両親(または片親)と子供で行います。他の参加者は見守るという立場で同参するため、敬礼や「家庭盟誓」唱和はしません。
※奉献式を終えたあと、別に多くの客を招待することもできます。

 

四十日式と百三日式

祝福家庭は伝統的に、子女の出産後、「四十日式」や「百三日式」を行ってきました。「奉献式」とは別に、自分の子女を守ってくださったことを神様に感謝する式です。
式の形式や進め方は、子女を捧げる以外は、奉献式に準じます。祭壇も奉献式と同様ですが、「天一国聖燭」は1本置きます。特別な食事やケーキを準備する必要はありません。
40日式または103日式は、子女がとても幼いので、参加人数は制限するのがよいでしょう。
(真の父母様は、亨進様の次男の誕生の時から、「百日祝い」を「百三日祝い」とされました)
祈祷会が終わったあとや、それ以降に、より多くの客を招待して接待することもできます。しかし、必ず接待しなければならないということはありません。

 

子女の誕生祝い

誕生日の敬礼式は、通常、誕生日の午前7時に行います。両親も子供も清潔な服を着用します(色は自由です)。
誕生日の祭壇は、基本的には奉献式と同じ方法で準備しますが、ろうそくは「天一国聖燭」を使用し、真の父母様のお写真(真尊影)の右側におきます。祭壇には、果物、木の実、お菓子、料理、バースデーケーキなどを供えてもよいでしょう。
誕生祝いは家族を中心として行いますが、三位基台の家庭や親しい同僚の家庭を招待してもよいでしょう。時間を変えて、より多くの人たちを招待して食事をふるまったり、同年代の子供や他の祝福家庭の子女たちを参加させたりすることもできます。

 

誕生祝いの敬礼式の式次第

誕生祝いの敬礼式の基本的な式次第は次のとおりです。

・「天一国聖燭」への点火
・開式宣言
・黙祷
・「家庭盟誓」唱和
・代表報告祈祷
(両親が子女の頭上に手を置いて)
・子女が両親に敬礼
・祭壇の食物あるいは、準備された料理を子女に食べさせる
・ケーキカット
・記念写真撮影

子女と両親は、祭壇に向かって立ち、神様に感謝の意を表す黙祷をします。
直系の家族は同じ列に立ち、招かれた人たちは列をつくって一、二歩後ろに立ちます。参加者全員で敬礼して、両親と子女たちは「家庭盟誓」を唱和します。

誕生日を迎えた子女は、祭壇やテーブルの前に、両親と一緒に立ちます。両親は子女と向き合って立ちます。このとき子女の頭の上に母親の左手を置き、その上に父親の右手を重ねて置きます。夫婦のどちらかが代表して次のような内容で報告祈祷をします。

「この子女を私たちの家庭に送ってくださったことを、天の父母様に感謝いたします。そして、この子女が生まれて以降、今まで保護してくださったことを感謝いたします。この子女に知恵を下さり、進行がより強くなることができるよう祝福してください。あなたが、これからの1年間もこの子女を保護してくださり、あなたの前に真の子女になることができるよう導いてください」

次に、両親は祭壇の近く(椅子や床)に座ります。子女は、両親(真の父母様の代身者の立場)に敬礼を捧げます。それから、両親は子女に、祭壇に供えた食べ物や特別に用意した料理を食べさせたり、手渡してあげたりします。
バースデーケーキのろうそくに火を灯し、子女が願いを込めて火を吹き消します。(子女が幼いときは両親が吹き消します)。続いて、子供の手に両親が手を添えてケーキをカットします。
両親と誕生日を迎えた子女が一緒に記念撮影をしたり、他の家族たちと一緒の家族写真を撮ったりし、記念に残しておきます。

 

※Webブックの内容は、『【改訂版】侍義生活ハンドブック』(2017年2月20日改訂版第1刷)の一部を抜粋したものです。
※より詳細な内容はハンドブックをご覧いただくか、所属教会の責任者や家庭教育担当にご相談ください。『【改訂版】侍義生活ハンドブック』は、光言社オンラインショップで購入することができます。