八大名節

※名節は天暦で祝賀されます。

天の父母様の日  1968年1月1日宣布

文鮮明先生が御聖婚後、新婦と共に完成期の七年路程を勝利され、神が地上に臨在できる基準が決定されたことを宣布した日です。

神は、アダムとエバに、①個性完成し、②結婚して夫婦となり、子女を生んで父母となって家庭を築き、③万物を愛で主管する主人となりなさいと祝福されました。三大祝福を完成することを願われたのです。アダムとエバが結婚するその日は、二人が神の子女として完成する日であると同時に、父母として立つ日であり、すべての万物が愛の主人を迎える喜びの日となるのです。すなわち、「父母の日」「子女の日」「万物の日」「神の日」は、本来、同じー日になるはずでした。ところが、アダムとエバが堕落したため、神の創造理想はすべて失われてしまいました。
文先生は、失われた神の創造理想を復帰する路程を歩まれました。さまざまな苦難を乗り越え、1960年4月11日(天暦3月16日)、韓鶴子女史と聖婚式を挙行されました。新婦が長成期完成級から出発しなければならなかったため、新郎の文先生は、長成期完成級まで下りた立場から、新婦と共に7年間の成長期間を歩まれました。この七年路程の勝利により、1968年1月1日に、「神の日」が宜布されたのです。
「神の日」の制定により、神が自由に運行できる地上の基盤が築かれたので、神が地上に臨在できる基準が決定されたのです。
2013年2月10日(天暦1月1日)、「天の父母様の日」に改称されました。

 

御聖誕日  1920年・1943年 天暦1月6日

人類をサタンの血統から神の血統へと転換させる道を開かれた文鮮明先生御夫妻の聖誕を喜び祝う日です。

人類始祖アダムとエバがそれぞれ個性完成して夫婦となり、父母となったならば、その子孫である人類は、神の愛と生命と血統をもつ神の子となるはずでした。しかし、アダムとエバが堕落して偽りの父母となったため、人類はサタンの愛と生命と血統を受け継ぐようになってしまいました。
神はアダムとエバの失った内容を取り戻すため、罪のないアダムを地上に遣わす摂理をされました。それが2000年前のイエス様でした。しかし、イエス様は十字架にかけられ、地上に神の創造理想を実現することができず、再臨を約束して逝かれました。
文先生は数え16歳のとき、神様から特別な啓示を受け、人類救済の使命を託されました。そして、アダムとエバが立つことのできなかった人類の真の父母の位置に立ち、祝福結婚を通じて人類をサタンの血統から神の血統へと転換させる道を開かれたのです。文先生御夫妻の「御聖誕日」は、人類が心から感謝し、お祝いすべき日です。

 

真の父母の日  1960年天暦3月1日(陽暦3月27日)宣布

文鮮明先生御夫妻が人類の「真の父母」となったことを宣布した日です。

人類始祖アダムとエバがそれぞれ個性完成して結婚したならば、二人は人類の「真の父母」の立場に立つはずでした。しかし堕落によって、アダムとエバは人類の偽りの父母の位置に立ってしまいました。
文鮮明先生は、第二次世界大戦終了時から、人類の真の父母の位置を復帰するための路程を出発されました。しかし、神様が準備されたキリスト教が受け入れなかったため、すべての歴史的、世界的基台が失われてしまいました。そのため、文先生は北朝鮮・興南で苦役するなど、十字架の道を歩まれるようになり、何度も霊肉の闘いの限界を乗り越えていかれました。
そのようにして、失われた歴史を蕩減復帰した勝利の土台の上で、1960年天暦3月1日、ソウルの本部教会(当時)で韓鶴子女史と約婚式を挙行されました。人類の「真の父母」となる基準を復帰されたのです。
聖書に預言された「小羊の婚姻」(ヨハネ黙示録19・7)が成就されたのです。翌61年から、この日を「父母の日」と定められました。1994年の「父母の日」から名称が「真の父母の日」と改められ、「神の日」「万物の日」「子女の日」も同様に「真の」をつけることになりました。

 

真の万物の日  1963年7月26日(天暦6月6日)宣布
(1963年7月26日に献貢式を挙行、天暦5月1日を「万物の日」に)

真の家庭が確立されることによって、万物が真の主人を取り戻したことを宣布した日です。

神の三大祝福のうち、第三祝福の万物主管は、第一祝福、第二祝福が完成された基台の上で初めて可能になります。つまり、個性完成した男性と女性が神を中心として結婚し、夫婦が一体となって家庭を形成し、真の愛を完成してこそ、万物に対する主管性が確立するのです。
しかし、アダムとエバの堕落により、万物は本来の愛の主人を失ってしまったので、「今に至るまで、共にうめき共に産みの苦しみを続けている」(ローマ8・22)といわれるような状態に陥ってしまいました。
文先生御夫妻が「父母の日」と「子女の日」を制定されることによって、アダムとその家庭を中心として、失った万物世界を再び探すことができるようになりました。「万物の日」は、真の父母と真の子女が一体となって万物に対する所有を決定し、これを宣布した日です。
「万物の日」宣布の背景には、「天勝号」進水式(1963年6月26日)があります。この日、文先生は、「きょうこの『天勝号』の進水式を挙げることは、天と地すべての勝利の出発になる」と語られています。また、3代の意味をもつ36双(61年)・72双(62年)・124双(63年7月24日)の祝福式が連続して開催されたことも背景に挙げられます。
そのような基台の上で1963年7月26日(天暦6月6日)、「万物の日」が定められ、本部教会(ソウル)で天の子女の名前で天下万物を挙げて捧げる「献貢式」が挙行されました。その日、文先生は、「事情があって日を延ばしたが、本来は天暦5月1日が『万物の日』である」とされました。

 

七・一節(神様祝福永遠宣布)  1991年7月1日宣布
(2000年7月1日から「神様祝福永遠勝利宣布」と改称された)

縦横の八段階の責任を果たされた真の父母様が、その勝利圏を祝福家庭に相続させる摂理の出発を宣布した日です。

文鮮明先生御夫妻は、1991年、1月から6月までの6000年歴史を象徴する6数を復帰した勝利基台を立てた上で、7月1日午前7時、韓国・漢南国際研修院において「七・一節Jを宣布されました。天宙的な長子権、父母権、王権復帰の三権復帰の基準を立て、真の父母としての責任分担を完遂されることによって、神の直接主管圏に入る基台が整いました。
「神の安息日」が樹立され、神の祝福はもはや永遠なるものとして揺るがないという意味を込めて「神様祝福永遠宣布式」とし、7番目の名節とされました。この勝利により、真の父母様の前には怨讐(敵)がなく、真の愛を中心にすれば、自由にできる時代を迎えました。
文先生は「七・一節」を宣布することによって、父母の責任時代が終わり、子女の責任時代が始まったと語られました。子女の責任時代とは、祝福家庭が氏族的メシャとして真の父母の勝利圏を相続する時代を意味します。「七・一節」の宣布をもって、全世界の祝福家庭が本格的に氏族的メシャとして出発することが願われたことから、この日は「氏族的メシヤ宣布」の日とも言えます。
文先生は、「すべての祝福家庭は、ただひたすら天の因縁に従って、アダム・エバが失った長子権・父母権・王権復帰の基準を家庭に立て、サタンも動かすことのできない勝利圏を確立すべき使命があることを忘れないように」と語っておられます。

 

七・八節(天地父母天宙安息圏宣布)  1997年天暦7月7日宣布

完成期の世界的祝福式である360万双祝福式の勝利の上に神の安息圏が確立され、神が全権を行使できる時代を迎えたことを宣布した日です。

文鮮明先生は、1997年天暦7月7日(陽暦8月9日)7時7分7秒と、77歳、七数復帰を意味する7(安息数)が八つ重なった時点に合わせて、「七・八節」を宣布され、安息圏に入られました。安息圏宣布後、真の父母様は完全に自由な立場に立たれました。「安息圏」とは、サタンの識訴条件を超えた圏内を意味します。神が本来の全権を行使できるようになる時を迎えたのです。
「七・八節」を迎えることができた摂理的背景には、次のようなことが挙げられます。
「七・一節」までに勝利された縦的基準における三権(長子権、父母権、王権)復帰の上に、文先生御夫妻が家庭を中心とした三権復帰の勝利基台を築かれたこと。次に、360万双の祝福を超過達成したことが挙げられます。さらに、韓鶴子女史が「世界の平和と統一を目指す韓国・真の家庭実践指導者大会」(7月22日~8月8日)を勝利されたことが挙げられます。韓鶴子女史は1992年4月10日に女性の組織を創設されました。世界的な女性解放時代を迎え、米国国会や国連における講演会を勝利されています。

 

天宙統一国開天日  1988年10月3日宣布

真の父母様が内外のカイン・アベルを一体化させて世界的長子権を復帰され、神の国の出発の起点を宣布した日です。

1988年、第24回ソウル・オリンピック大会が韓国で開催されました。神がオリンピックを摂理的に用い、韓国に天運を投げかけていました。しかし、韓国にはそれを受け取る基台がありませんでした。文先生はそのことを憂慮され、まるでオリンピック大会のために生まれてきたかのように、朝から晩まで大会に意識と祈りを集中され、漢南国際研修院で、テレビ中継を御覧になりました。神が韓半島に与えようとされる祝福を受け止めようとされたのです。
ソウル・オリンピックには世界160か国の選手が参加しました。文先生は大会前に120か国の宣教師を韓国に呼び集めて、特に共産圏や第三世界の選手たちに多くの物質的援助をされ、徹底的に尽くされました。選手たちを外的二世(カイン)、宣教師たちを内的二世(アベル)の立場に立たせて、外的カイン・アベルー体化の基準を立てられたのです。さらに、二人の真の子女様(顯進様と恩進様)がオリンピック選手として参加することで、宣教師たちと真の子女様との間に内的カイン・アベル一体化の基準を立てられました。文字どおり世界的カイン・アベル一体化の基準が立ったのです。そのような基台の上に、文先生御夫妻は世界的長子権を復帰され、世界的な真の父母として立たれたのです。
同年10月3日は、韓国の4321年目の「開天節」(建国記念日)でした。この日は蕩減復帰の歴史の中で、マイナスからゼロになっていく日であり、韓国歴史4321年を完全に蕩減復帰する日でした。文先生は、この「開天節」を摂理的に転換して、「世界統一国開天日」として名節に定められました。王権復帰時代へと発展できる甚台が造成されたことを意味します。2004年10月3日には、「天宙統一国開天日」と名称が変更されました。

 

真の子女の日  1960年天暦10月1日(陽暦11月19日)宣布

堕落人間が真の父母によって神の血統に重生される基準が立ったことを宣布した日です。

人類始祖アダムとエバが天使長との不倫な関係によって堕落した結果、人類はサタンの血統のもとに生まれるようになってしまいました。文先生は幾多の想像を絶する十字架の道を越えて、「父母の日」を立て、さらに1960年11月19日(天暦10月1日)に「子女の日」を宜布されました。
「子女の日」は、勝利した真の父母が立たれ、堕落人間がそのお方から祝福を受けて再び生まれることのできる基準が世界的、天宙的に立った日です。すなわち、人類がサタンの血統圏から神の血統圏に転換され、神の子としての入籍を許される手続きが行えるようになった記念すべき日です。

 

※この内容は、『家庭教会手帳2018』(光言社発行)の一部を抜粋したものです。